Vol.10
みなさんこんにちは。
今回は高根沢町の玄関口、JR宝積寺駅をご紹介したいと思います。
宝積寺駅概要(現在)
階数:地上2階
延床面積:918m²
構造:S造
竣工年:2008年
駅の入口
宝積寺駅は1899年に開業し、2008年に改築されて駅舎と東口施設が完成しました。 現在のデザインは新国立競技場を手掛けた隈研吾建築都市設計事務所によるもので、「木の天井と大きなガラスの開口部を持つ、人に優しく明るい駅舎」というコンセプトをもとに、 光と風が吹き抜けるイメージで造られたそうです。
そして同年の国際的な鉄道デザインコンペティションの第10回「ブルネル賞」建築部門では、「伝統的な日本の美しさが表現された駅。折り紙を印象付ける。」として奨励賞を受賞しています。
宝積寺駅の最大の特徴はこの階段とコンコースの天井部分で、構造用合板をランダムな菱形に組んだものになっており、 後の記事でご紹介する東口施設「ちょっ蔵広場」の大谷石の壁のパターンの延長になっているそうです。
また、橋上のコンコースの壁は一面ガラス張りになっており、太陽の光がたっぷり降り注いでいて天井とのコントラストがとても美しく、心がやすらぎます。
ということでどうだったでしょうか、世界でも注目されている日本人建築家の隈研吾氏によって手掛けられた「宝積寺駅」。
昼と夜では違った表情を見せてくれる駅なので、皆さんもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
ではまた。
宝積寺駅は高根沢町役場から西へ約1km、足利銀行 宝積寺支店の北側に位置します。